豊胸・バストアップで失敗しない為に医師が答えるQ&A

アクアフィリング豊胸かアクアリフト豊胸を受けようと思っています。

充填材を注入する豊胸術について

充填材を用いる豊胸術は世界的に抑止傾向にありますので、十分にお考えください。

回答した医師

THE CLINIC
THE CLINIC 院長 村田 八千穂

フランスでは、乳がん検診の妨げになるので禁止

バストに充填材を注入すると、乳腺がこれに押し上げられます。すると、レントゲン写真で、乳がんと乳腺を見分けることが難しくなってしまうので(乳がんも乳腺も同じように白く写し出されます)、フランスでは充填材を用いた豊胸術が禁止されています。

アメリカでは、安全性が確認できていないので認められていない

アメリカでは、豊胸を目的とした充填剤の注入が認められていません。充填剤に含まれる成分のポリアクリルアミドゲル ・液体シリコン・パラフィンが、慢性炎症や異物性肉芽腫などを引き起こす事実が確認されているためです。
米国食品医薬品局(FDA)がこれを危険だと判断しました。

ヒアルロン酸豊胸が認められているのは、アジア圏だけ

日本では当たり前のように充填材を注入する豊胸が行われているので、他国でのその扱いに驚いた方もいらっしゃるかもしれませんが、世界的にみるとこうした方法で豊胸を行っているのは、日本と韓国、中国といったアジア圏くらいなのです。
世界的には、充填材を用いた豊胸術は抑止傾向にあります。

中でもアクアフィリング・アクアリフトは発がん性のある素材

特にアクアフィリングとアクアリフトは日本美容外科学会(FDA)の承認を受けていない充填材です。
ヒトに対して発がん性があるとされているポリアクリルアミドを含有しているため、危険視されているのです。この事実は農林水産省のHPでも確認することができます。
もちろん当院では、これらの豊胸術を取り扱っていません。